札幌市私立幼稚園PTA連合会
会長　佐々木和也

本年度、札幌市私立幼稚園ＰＴＡ連合会の会長を務めさせていただきます、佐々木和也と申します。ＰＴＡ理事のメンバーの皆さま共に頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

「ＰＴＡ＝大変そう・・・」という多くの声を聞くように、ほとんどの方がＰＴＡの活動に対してマイナスのイメージを持たれているのではないでしょうか。

実際のところ、地域によっても度合いはまちまちでしょうが、いま現在ほとんどのＰＴＡでは、学校のお手伝いを主な活動としているでしょうし、保護者も先生たちもＰＴＡとは学校のお手伝いをする団体だと認識している方が多いようです。しかしながら、本来のＰＴＡとは、公的には「社会教育団体」であると定義されており、「成人教育の場であり、幅広い活動を通して、共に学び成長していける組織」であるという解釈になるそうです。私たちは「自分育てが子育てにつながる」という考えのもと、さまざまな活動や交流を通して、保護者の皆さまが共に学びあい成長できるたくさんの機会を創出してまいります。

ノーベル賞経済学者のジェームズ・Ｊ・ヘックマン教授はその著書「幼児教育の経済学」のなかで、４０年以上にもわたる追跡調査から、５歳までの教育がやる気や忍耐力を伸ばし、後の人生を変えると語っておられます。協調性や忍耐力、思いやりや目標への情熱といった「非認知能力」を高めることは、子どもたちにとって、より質の高い人生を生きていくうえでも重要なことであります。

本年度の札幌市私立幼稚園ＰＴＡ連合会では、保護者である私たち自らが共に学び、成長することで、より質の高い幼児教育や家庭教育の充実向上へとしっかりと目を向けて取り組んでいきます。

健やかな子どもたちを育むことは、正に地域社会を作ることであり、未来を創造していくことであると考えます。

その素晴らしくも崇高な事業に寄与できることに感謝しつつ、共に成長していけるよう努めてまいります。

＜２０１８年度 年間活動計画＞