先生になりたい!
子どもたちの「なりたい職業ランキング」で、以前からずっと上位にランクインし続けている「幼稚園・保育園の先生」。最近、ようやく幼児教育に社会の関心が集まるようになり、幼稚園教諭や保育士の待遇は明らかに改善され、専門性のある職業として社会的地位も高まりつつあります。私たちと一緒に、子どもたちの心を育て、子どもたちの成長を喜び、子どもたちの未来をつくりましょう!
免許・資格
幼稚園の先生には、幼稚園教諭免許状が必要です。文部科学大臣が認定した大学・短期大学、幼稚園教諭養成課程のある専門学校等に通い、必要な単位を取得してください。なお、幼保連携型認定こども園の保育教諭は、幼稚園教諭免許状と保育士資格の両方が必要です。
採用までの流れ
- 求人の動きが本格化するのは、学生の場合、一般的には9月頃からです。各園(法人)から学校に求人票が送られますので、学生の方は就職課等で情報を得てください。また、経験者の場合は、年度初めの採用だけでなく年度途中での採用もあり得ます。ハローワークなどで情報をこまめにチェックしてみましょう。
- ホームページを見たり学校の先生から情報を得るなどして、各園の情報を集めてみましょう。気になる園があれば、学校等を通して見学の申し込みをして、子どもの姿、職員の雰囲気、保育の様子などを実際に感じ取ってみることも大切です。
- 希望する園に必要書類を提出しましょう。一般的に必要な書類は、履歴書、健康診断書、成績証明書、卒業見込証明書、免許取得見込証明書等です
- 各園(法人)で、面接、筆記、実技などの試験を受けます。内容は園によって違いますので、求人票等で確認してください。
よくある質問
- 1年目からクラス担任になりますか?
- 担任になる園もありますし、担任ではなく補助やフリーという場合もあります。ただ、担任になったとしても、周りの先輩の先生たちがしっかりサポートしてくれます。幼稚園の先生の魅力の一つは、クラス担任だと思います。自分のクラスで、子どもたちとの信頼関係にもとづいた保育を展開する日々、このおもしろさに、すぐに気づいていただけると思います。
- ピアノが苦手なんですが……
- 園によっては、ある程度のピアノのレベルを求める場合もありますが、幼稚園の先生に大切なのは豊かな人間性です。ピアノが苦手だからといって、幼稚園の先生の夢をあきらめるのはもったいない! 練習してうまくなろうとする気持ちがあれば大丈夫ですし、ピアノ以外で、他の先生には負けない何かをもちましょう。それが、幼稚園の先生としてのあなたの存在を輝かせてくれます。
- 休みはどのくらいありますか?
- 土日に行事が入る場合もありますが、基本的には週休2日で、休みはしっかり確保できます。夏休みや冬休みがある幼稚園や認定こども園は、年休も比較的まとめてとりやすい職場環境といえます。詳細は、各園に確認してみてください。
- 給与が安いと聞いたのですが……
- それは昔の話です。平成27年度に子ども子育て支援新制度がスタートしたのをきっかけに、保育者の待遇を改善するしくみができ、幼稚園や認定こども園の先生の給与は、ここ数年、確実に上がっています。しかも、長く勤めれば勤めるほど、給与が上がっていく制度もあります。「幼稚園の先生なんて、給料安いよ~」なんて言う人が周りにいたら、「今はそんな時代じゃない」と言い返してください。金額の詳細は、各園の求人票等で確認してみてくださいね。